アルディが西海岸進出

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企業名: アルディ
本部所在地: ドイツ
年商: 733億ドル(7兆3,300億円@\100)
店舗数: 10,014店舗

2013年6月24日
アルディ・サウスは2014年中頃に南カリフォルニアに物流センターをオープンする計画であるとレポートされた。
予定されているのはカリフォルニア州リバーサイド郡モレノバレー周辺だと考えられ、ロサンゼルス空港から東へ1時間30分ほど車で走る地域で私の家からも20分の所である。 既にスケッチャーズ(靴)などの大型物流センターが存在している。
アルディは正式なコメントを発表していないが、テスコのアメリカ撤退も計画される中での話で、アルディがテスコのフレッシュ&イージーを買収する計画なのかもしれない。 今年の末には建設がスタートする予定で、935,000平方ft(26,180坪)の規模となり、50,000平方ftの事務所スペースも含まれる。 建設総予算は5,500万ドル(55億円@100円)で、市から光熱費の援助を受け18年間20%ディスカウントをもらうことになっている(WEST RIDGE INDUSTRIAL PARK)。

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テスコ、フレッシュ&イージー米国撤退決定

テスコアメリカから撤退

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2013年4月17日(水)米国ビジネスを放棄するという決定を下し、199店舗、35億ドル(3,500億円@100円)規模のビジネスを償却する。 アメリカ市場での競争相手がどこであったか明確ではないが、トレーダージョーであれ、ウォルマートであれ、結局非常に無理があったオペレーションで、その為に業界が小型フォーマットに走り、各社実験店を拡大させてきた。
買い取り先は1社になるのか、複数になるのかわからないが、多くの興味が集まっているとフレッシュ&イージーは発表している。

最終的に会社&店舗譲渡プロセスは3か月ぐらいかかる予想で、テスコとしては切り売りではなく一括で販売したい意向。

これによって米国食品小売業の勢力地図が大きく塗り替わるのは明白で、一気にスモールフォーマットが拡大される予想もできる。

シュナックス小型フォーマット

企業名: シュナックマーケット
本部所在地: ミズーリー州セントルイス
業態: スーパーマーケット
創業: 1939年
年商: 26億ドル(2,600億円@100円)2011年数字
店舗数:100店舗
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初期のスーパーマーケットは小型で1,000平方ft(28坪)、セントルイスの郊外からスタートして現在は100店舗を展開するローカルスーパーマーケットチェーン。 米国でも数少ないプライベート企業である。

2013年4月5日、他の全米チェーンと同様にスーパーマーケットは時代とともに大型化していったが、スモールフォーマットの流れで最近は各社スモールフォーマット(小型フォーマット)を開発している。
シュナックスはミズーリー州のボールウィンに小型フォーマット、店舗面積1階が40,000平方ft(1,120坪)、中二階が5,000平方ft(140坪)のユニークな小型フォーマットをオープンさせた。 ネイバーフッドマーケットの居心地のいい雰囲気と、買い物しやすいレイアウト、買い物客がお互い交流しやすい形でフレッシュフードと総菜部門がデザインされている。 シュナックスのフラッグシップは通常80,000平方ft(2,240坪)でワインテイスティング、チーズアイランド、クッキングデモセンター、スモーク&グリル、などが設置されている。
このスモールフォーマット店舗は中二階がインストアダイニング(イートインセクション)とコミュニティーミーティングルームとなっている。 環境対策にもこだわっていて、リサイクル素材を使用、LED照明、モーションセンサー店舗照明、リサイクル湯、屋上灌漑設備、最新灌漑システムなどをしている。


フレッシュ&イージー米国展開失敗の理由

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フレッシュ&イージーの米国撤退の最終シナリオを決定づける企業選択が大詰めに来ているようで、来月には最終判断が下される予定である。 2007年からスーパーマーケット業界のスモールフォーマットを牽引してきただけに、以前のHMR(ホームミールリプレイスメント)の火付け役ボストンマーケットが倒産したと同様に小型フォーマット(スモールフォーマット)自体も再考する時期が来たようだ。
アメリカ市場(自分たちが得意でない市場で展開する、英国の企業がアメリカでとかアジアでとか文化、思想が違った国で成功する)で失敗した理由は何であったのか様々なコメントが寄せられている。
最終撤退決断の理由は西海岸3州(カリフォルニア、アリゾナ、ネバダ)200店舗の展開にプロフィットが見られないことである。
失敗最大の理由は立地選定(サイトセレクション)戦略で、最初にオープンしようとした場所がインフレで影響をかなり受けた西海岸のカリフォルニア、ネバダ、アリゾナという外的理由と経済的要因をはぶいたとしても戦略の組み立てミス。
ターゲットにした商圏のデモグラフィック(人口動態)と戦略が合わないこと、店舗レイアウトと品揃えした商品セレクションが間違っていたこと、居抜き店舗に進出し古いショッピングセンターや地域を選定、結局はターゲットにしていたミレニアルズ、ジェネレーションX、ボーマー達を取り込めなかったことなどである。
小売業が良くやることであるが、店舗数を増やして高速出店をしようとすると物流センターは無くてはならない物となり、テスコは2007年にカリフォルニアに進出した時に850,000平方ft(23,800坪)の物流センターを建設した。
それに合わせるように店舗数を確保していかないというパターンとなり、立地選定がおろそかな数合わせの出店となった。
不動産開発部門は立地を選定、出店というパターンではなく、空いているところがあれば契約していくような逆の順序で店舗を確保していった。 良い場所とともに、かなり悪い場所も選択し、全体が崩れてしまった。

(続く)

アルディがヒューストン市場へ

企業名: アルディ(ノースアメリカ)
本部所在地: イリノイ州バテービア市
年商: 79億ドル(7,900億円@\100)
店舗数: 1,220店舗
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2013年3月14日の業界記事によると、ようやく4月14日に最初の9店舗をヒューストン市場にオープンすると発表した。 テキサス州ヒューストンを取り巻くように郊外のスプリング、パサディナ、ケイティー、コンロー、シュガーランド、ハンブルなどにオープンし、2年間で昨年発表されたように30店舗を完成する予定である。
現在食品に関しては他の市場でも同じ状況であるようにウォルマートが市場占有率トップの20.6%、2位と3位には20%のクローガー(スーパーマーケット業界1位のチェーン)と地元のHEB(テキサス州サンアントニオを本部にするプライベートのローカルチェーン)が同率の20%で並んでいる。


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