ウォルマートが価格比較キャンペーン拡大3

プログラム自体はこの春限定された市場で実験がスタートし、この2~3か月で20の市場に拡大されてくる。
ウォルマートの成長戦略には食品市場で確固たるシェアを確立することにあり、価格比較キャンペーンが成否をかけたプロモーションとなっている。 方や競争相手にされている食品スーパーマーケットはいささか冷やかに対応している企業が多く、ミネソタ州ミネアポリス本拠地のレインボーフーズは“SEE FOR YOURSELF”広告でターゲットにされ価格対象アイテムの価格をそれに合わせて調整するだけとコメント。 ウォルマートは競争価格アイテムをハイライトすることでプレッシャーをかけるが、結局自分たちの価格を下げることはなくプロモーションで価格優位を誇示しているにすぎないとしている。
業界トップのクローガーは競争には価格以上のサービスや内容で勝負するもので、我々にその準備はあると話していて
1.従業員 2.商品 3.買物環境 などを含めての勝負だとしている。

既にスーパーマーケットの価格は競争価格にセットされていてウォルマートの価格と全てマッチングさせる必要はなく、ただ飛びぬけて高い価格を下げたり、あまり安すぎる価格を上げて利益に影響したりしないようにすることだそうだ。

価格比較戦略(プライスコンパリスン)自体はスーパーマーケット業界が始めた戦略でウォルマートは基本的にEDLP(エブリデーロープライス)戦略で毎日のベースで考えるとEDLPの方が安くなります。 ただ、スーパーマーケット業界では1週間ごとのチラシ(通常水曜日から翌週の火曜日まで有効で、チェーンによっては日曜日から土曜日、ドラッグストアなどは金曜日から翌週の木曜日まで有効)を打ち、その週の特売商品などを掲載して宣伝します。 価格戦略はハイロー(HI LOW)戦略で、この週はこの商品が安くなり下がる(ローになる)、次の週は別の商品で先週ローの商品は元に戻る(ハイになるですが、実際は元に戻る)とやりながら来店客数と商品の流れを調整します。 商品が週によってローになればウォルマートのEDLPよりも安くなり客はスーパーマーケットに流れていきます。 それを少しでもとめる為に、食品&GMなどを一緒に買えば最終レシートはスーパーよりも安いですよと呼びかけ客の戻すのが戦略となります。
price comp3


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フレッシュマーケット売上拡大

企業名: フレッシュマーケット(US小規模自営業トップ50社ランキングで1位)
本部所在地: ノースカロライナ州グリーンズボロ
年商: 11億ドル(1,100億円@100円)概算
店舗数: 110店舗
freshmarket1
freshmarket2

カリフォルニア州では現在州都であるサクラメント郊外のローズビルに1店舗、近いうちにもう1店舗をサンタバーバラ(サンフランシスコとロスの間でロスより)にオープン予定だが、殆どの店舗はノースカロライナを中心に東海岸側で私も視察した経験がない。 小規模自営業と言っても概算年商は1,000億円規模で中途半端な会社ではない。
それを証明するのが今年第2四半期の数字で、既存店舗売上高8%アップ、売上高20.6%アップの3億1,300万ドル(313億円@100円)、利益高26.9%アップで1,330万ドル(13億3,000万円@100円)となり普通ではない。 理由には客数増大と客単価増大と言う事だが、私も店舗訪問の経験がないのでコメントしにくい。
平均店舗規模は21,000平方ft(588坪)とアメリカのスーパーマーケット店舗規模としては小型だが、現在のスモールフォーマット傾向を考えると出店しやすいサイズだしタイミングが合っているのかもしれない。 2012年ランキングは昨年の数字をもとに決定されているが、その後フレッシュマーケットは株式を公開しているので成長加速を一層アップさせた。

フレッシュマーケットの荒利益率も140%上昇し34.1%、サプライチェーン効率化改善とロス率のカットが理由としている。 この会社の創業は1982年で、今年の新店オープニングは14~16店舗となっていて、西のスプラウツとともに大型ホールフーズの下で着実に規模を拡大している。


QSR#5

企業名: バーガーキング(QSR#5)昨年度は#3
本部所在地: フロリダ州マイアミ
売上高: 84億ドル(8,400億円@\100)/全米総売上
店舗数: 7,231全米店舗(1店舗平均売上高/124万8,000ドル=1億2,480万円@100円)
burgerking

2010年に大々的なメニュー開発を行ったが純分ではなく、新オーナー3Gキャピタルの経営幹部はより一層の改良を実施した。 新バーガーのオプションとして、トッパーズ、スタッカーズ、シェフズチョイスラインの三種類、デザートはソフト・サーブアイスクリーム、サンデーズ、ミルクシェイク、新朝食メニューにはオートミールを追加した。 広告代理店も変更し、新しいサイズのワッパー(カリフォルニアワッパーの誕生)と玩具、フライズをセットしたキッズメニューを誕生させた。
ハンバーガー部門では1位がマクドナルド、2位がバーガーキングだったが、現在は2位にウェンディーズが入ったのでバーガーキングは3位となった。 2012年は2位への巻き返しを図るのと、再度新メニューを10種類追加させた。
ラップス、スムージーズ、サラダなどが含まれている。

アメリカで大学在学中にアルバイトをしていたところがバーガーキングで、大学側の店舗で3年ぐらい働いていた経験がある。 今でもハンバーガーは好きだが昔ほど毎日は食べていない。 そうそう、2日前にロサンゼルス空港近くのファイブガイズのハンバーガーを食べました。 ファーストカジュアル風のハンバーガー店で、トッピングが30近く選択できます。 一つ一つ選択していると慣れてない人には大変なので、ベストコンビネーショントッピングを赤字、黒字で表記してあり、エブリシング(全部)でそれをまとめて入れてくれます。 カウンターには無料の皮付きピーナッツが置いてあって、お替り自由のサービスです。 店舗は雰囲気良く、今まで取った賞の受賞記事が掲載されている雑誌の切り抜きが所せまく貼ってありました。 店舗はかなり混んでいてハンバーガーのニューヒーローに注目しているなと感じました。 

ウォルマートが価格比較キャンペーン拡大2

ウォルマートはシカゴ、アトランタ、アルバカーキ(ニューメキシコ州)価格比較キャンペーン拡大を始めた。
競争相手のスーパーマーケットのレシートの写真を撮って“PRICE CHECKING WIZARDS(価格比較ウィザード)”にアップロードすると近隣のウォルマート・スーパーセンター価格と比較され2~3日後Eメールで結果が送付されてくる。
消費者はフェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアで結果を公表するように助言され、10ドルのギフトカードが毎日先着100名に送られるという仕組み。 

現在ウォルマートは最大競争相手をスーパーマーケット等の食品ストアと捉え、競争のハードルをかなり積極的に上げてきた。 しばらくマイナスの売上が続いていたのでアグレッシブなキャンペーンで一気にプラスに持ち込み優位に立とうとする戦略である。 2012年春から米国内20市場で1位のスーパーマーケットとこのキャンペーンで競争をはじめ既に結果が数字に表れてきた(図を見ると第2四半期からプラスに転じているのが見られる)。

(上の1からの続き)
表を見ると2年前ぐらいからマイナス成長になり継続していたが、昨年末頃からプラスに転じ始めた。
ウォルマートはエブリデーロープライス(EDLP)価格戦略の強調と再構築、商品構成の見直を2009年のプロジェクトインパクトで推し進めようとしたが、経済不況の中で途中下車し失敗に終わった。 勿論、商品価格の高騰などの要因があることも確かでプロジェクトインパクトだけのせいではないが、競争相手のスーパーマーケットが消費者の受け皿になっているのは確かで確実に競争相手としてのターゲットをスーパーマーケットに当てる戦略をとる必要があった。
ウォルマートは時代の変化とともに成長してきたので戦略もアッパーミドルの所得層も取り込むような動きを見せてきたが、実際はそうではなくて下の所得層を確実に取り込む戦略、ダラーストアグループに負けないようにシフトバックすることがメインと考えた。
2010年に就任した新CEOのビルサイモンはEDLPの再構築と商品構成の見直しを掲げたが、実際はそんな複雑な戦略はウォルマートの顧客に必要なく基本的な元の戦略に戻すことで解決する事であった。 不景気の中では特別な戦略は必要なく、自分たちの顧客に慣れた戦略を固守することが重要になってくる。 周りの変化する環境に影響されずに昔から継続してきたベストなことを何回も繰り返していくことが重要であるという事だ。
昨年はプロジェクトインパクトで削減したカテゴリーを元に戻す作業がメインに行われた。 綺麗に整頓されたクリーンな店舗は価格訴求エンド、アクションアリーと呼ばれるプロモーション通路の復活で元に戻された。
アパレル部門を例にとると、ソックスやアンダーウェアーなどベイシックな品揃えを基本にして確実なものを展開していく。 あまりトレンドを意識したようなファッションではなくて、ベイシックで地味なものに戻しました。 

“SEE FOR YOUSELF” シーフォーユアセルフ(自分で見る)キャンペーン
see for yourself

ケリー、ニッキー、ジェニファーはウォルマートでショッピングしました。 これが結果です。 自分で確かめてください。

(3に続く)

QSR#4

企業名: ウェンディーズ(QSR#4)昨年度は#4
本部所在地: ワシントン州シアトル
売上高: 85億ドル(8,500億円@\100)/全米総売上
店舗数: 6,594店舗(1店舗平均売上高/145万6,000ドル=1億4,560万円@100円)
wendys

姉妹ブランドであるアービーズ(ローストビーフサンドイッチ)を4億3,000万ドル(430億円@100円)でロアークキャピタルグループに売却し肩の荷を下ろし、本部機能を統括しオハイオ州ダブリンに集約した。 これによってハンバーガー業界の上位グループへ再編成していく戦略である。 新CEOのブローリック氏はファイブガイズ(急成長ハンバーガーチェーン)の様なファーストカジュアル系コンセプトと競争していくために、従業員を一新しファイブスター級(5つ星で最高)の従業員のみ維持していく事、ローコスト、プレミアバーガー、会社をフェイスリフトして店舗のモダン化改装(ワイファイ、明るい色使い、座り心地のいい椅子)を行っていくと発表している。
それを念頭に置いて、創業者のデーブ・トーマス氏の思想を忘れることなく広告キャンペーンを展開していくとしている。

ウォルマートが価格比較キャンペーン拡大

ウォルマートはシカゴ、アトランタ、アルバカーキ(ニューメキシコ州)価格比較キャンペーン拡大を始めた。
競争相手のスーパーマーケットのレシートの写真を撮って“PRICE CHECKING WIZARDS(価格比較ウィザード)”にアップロードすると近隣のウォルマート・スーパーセンター価格と比較され2~3日後Eメールで結果が送付されてくる。
消費者はフェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディアで結果を公表するように助言され、10ドルのギフトカードが毎日先着100名に送られるという仕組み。 

現在ウォルマートは最大競争相手をスーパーマーケット等の食品ストアと捉え、競争のハードルをかなり積極的に上げてきた。 しばらくマイナスの売上が続いていたのでアグレッシブなキャンペーンで一気にプラスに持ち込み優位に立とうとする戦略である。 2012年春から米国内20市場で1位のスーパーマーケットとこのキャンペーンで競争をはじめ既に結果が数字に表れてきた(図を見ると第2四半期からプラスに転じているのが見られる)。
price comparison

(続く)

プラスティックバッグバンド!

カリフォルニア州ウェストハリウッド市議会が食料品店、薬局、小売業のプラスティックレジ袋使用禁止条例を通過させた。
BAN, BANNED(バン、バンド)とは法律によって禁止、禁止されることで、ロサンゼルス郡で既に決定されたプラスティックレジ袋禁止条例に基づくものでサンタモニカ、マリブ、カラバサス、ロングビーチなどの都市が含まれる。
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店舗面積10,000平方ft(280坪)の小売店舗と全スーパーマーケットが2013年2月まで、10,000平方フィート以下の小売業は2013年6月までの施行適用が義務付けられる事となった。 条例は代用される紙バッグのコスト分として10¢を請求できるとしているのと、紙バッグは使用後40%リサイクル可能な紙使用が要求されている。
スーパーマーケットで肉、野菜、果物を買うときに利用するハンドル無で薄めのプラスティックは除外されているのと、政府援助金適用(EBT)の消費者は紙袋も無料となっている。

ロサンゼルス郡でも法人化している町と法人化していない町やコミュニティーがあり、無法人 (UNINCORPORATED)の町は約110万人の人口があり、既に2011年7月1日にプラスティックバッグ禁止令が施行された。

地図の暗くなっている部分が無法人都市のエリアとなっている。
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たとえば、ローランドハイツ、ハシエンダハイツ、アルタディーナ、ラクレセンテ、トパンガキャニオン、マリナデルレイ、ボールドウィンヒル、アセンズ、ウィローブルック、フローレンス、ランチョドミンゲス、バレンシア、イーストパサディナ、イーストロサンゼルスなどが無法人の都市(コミュニティー)である。

バッグバン BAG BANG バッグ禁止   アメリカ人は言葉のごろ合わせ好き BとB、バとバでバッグバンとなります。

ユニクロがSFOにポップアップ

2012年8月9日にユニクロのサンフランシスコ店がオープンした。 住所は117 POST ST. SAN FRANCISCO, CAでユニオンスクエアから東に入るポスト通りでヨーロッパやアメリカブランドが軒を連ねている。
店舗自体はポップアップ店舗(ポンと飛び出したような臨時店舗と言う意味で、ホリデー時期などに小売業が期間限定臨時店舗をオープンする)でサンフランシスコ旗艦店がオープンする9月末まで営業される。 旗艦店は通りを隔てたパウエル通りにオープンされる予定でポップアップの1層ではなく様々な工夫が施される予定。 それを思わせるようにポップアップ店舗内にはTVモニター付回転シャンデリアやフォトブースなどが設置されている。

サンフランシスコは物価が高く、ゴールデンゲートやベイブリッジなどの橋も多いので風景を見て観光するには打ってつけの町であるが、視察となると見るところも限られるのと既に今まで何回も視察しているので、最近サンフランシスコに視察に入ることは少ない。
UNIQLO-SFO

2012年アメリカの急成長小売業2

小売業上位100社中で急成長企業に7年連続リストアップされた企業を見てみる。 カッコ内数字は2012年順位。
アマゾン・ドットコム(2)
アセーナ・リーテールグループ(95)
オーライリー・オートモーティブ(85)
アーバンアウトフィッター(18)
トラクターサプライカンパニー(22)
ディックス・スポーティンググッズ(18)
Jクルーグループ(79)
ダラーツリー(35)
ジョーAバンク・クロージアー(28)
ウォルグリーン(72)
ロスストア(58)
ペッツマート(87)
私がこの中で利用した企業はアマゾン、ダラーツリー、ウォルグリーン、ロスストア、ペッツマートで米国滞在40年以上になりますが、他は見たことはあっても自分では買物した経験がありません。

それではレストラン業界で急成長企業トップ10を見てみると、
ファイブガイズ
ジミージョンズ
チポトレ・メキシカンレストラン
バッファロー・ワイルドウィングス
パンダ・レストラングループ(パンダエクスプレス)
ヌードル&カンパニー
ウィングトップレストラン
チックフィレ
この中で食事経験がある店舗はチポトレ、パンダ、チックフィレのみです。 一度食べてみたいのがファイブガイズのハンバーガーです。
fiveguys

ユニクロがショッピングモールにオープン

ニュージャージー州パラマスのウェストフィールド・ガーデンステートプラザにユニクロがショッピングセンター内店舗を9月28日にオープンする予定。 この店舗は43,000平方ft(1,204坪)でショッピングセンター内にオープンしていく店舗のプロトタイプとなる。 現在はオープンまでの臨時店舗をフードコートで営業中、ショッピングセンター出店の意気込みが感じられる。 ニュージャージーにはユニクロが無名だった2005年から出店を始めたが、このモール出店戦略で現在ある小型3店舗は閉鎖される。
ユニクロはフリースタンディングを中心にアメリカで展開しているが、これによって全米進出が可能になってくると思われる。
秋にはサンフランシスコに進出する予定で、ギャップなどが本部を置く地区だけにモール戦略が成功するかどうかはもう少し時間をおいて観察する必要がある。
ニュージャージー州のニックネームはガーデンステートで、ガーデンステートプラザはその名前を取った古いショッピングモールで、私が2年前に訪問した時もかなり混雑していた。 顧客の流れがすでに出来上がっているショッピングモールで、ここへの出店は良い選択であると考える。

(注意)ショッピングセンターとショッピングモールは同じで、モールはショッピングセンターの主通路を意味しオープン型(主通路に屋根がないタイプ)とエンクローズド型(屋根がある)にわかれる。 東海岸は雪が降ったり天候にも影響されるので、西海岸と違ってオープンモールは少ない。
uniqlo gardenstate

2012年アメリカの急成長小売業

スプラウツ・ファーマーズマーケット、ルルレモン、アンダーアーマーなどが急成長企業として注目されている。
レポートしている2012年トップ100社は毎年8月に発表され、年商3億ドル(300億円@100円)以上の企業がその対象になっている。 スプラウツはオーガニック&自然食スーパーマーケット、アンダーアーマーはスポーツ衣料とアクセサリー、ルルレモンはヨガ&ワークアウト衣料のトップブランド、その他ベライゾンワイヤレス、アップルストア、AT&Tワイヤレスなどのスマートフォーン系の企業グループなど急成長企業となっている。

(写真はフェニックスの旗艦店で今の勢いを感じさせないような店舗で新型ホールフーズに負けるはずであった)
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トップはアリゾナ州フェニックスに本部を置くスプラウツ・ファーマーズマーケットで売上高は前年比72%アップとなりました。
店舗数は109店舗で、これも102%の増加率となっています。 既に今年はサンフラワーマーケット(同タイプのチェーン)を買収しており更なる成長を見込んでいる。 スプラウツはフェニックス地区のローカルパパママ企業で、新型ホールフーズがその旗艦店の側に出店してきたのを視察したことがあって、完全にホールフーズに食われてしまうのかと思っていたが、逆に創業者はそれをチャンスとしてこの急成長につながっていった。 その理由はホールフーズも小型から大型に変化していく過程での新店だったので、逆にスプラウツは今までホールフーズが成長してきた旧型を追求していくことで生き残りをかけ成功した。 ベライゾンの売上高は前年比69%アップ、AT&Tは30%アップ、アップルは37%アップの成績であった。
私もベライゾンのバンドルサービス(家の電話、インターネット、テレビの光ファイバー総合サービス)を使っていたし、アップルのアイフォーンにアイパッド、AT&Tの携帯電話サービスを現在も使っている。 成長キーワードはカスタマーサービスでAT&Tやアップルのカスタマーサービスは大企業がデジタル化した人間味の無いサービスを提供する中、逆にアナログ的なサービスに転じ客の心をとらえてきた。 最近私はベライゾンからタイムワーナーにサービスを切り替えたが、ベライゾンやAT$Tで引っかかったのが2年契約を強いられることで、タイムワーナーはこの契約を武器に長期契約無プランで競争を始めた。 ただカスタマーサービスは未だ2社と比べて劣っているのでカスタマーサーベイを頻繁に行い調整に余念がない。
(続く)

ウォルマート成長の鍵はフォーマット多様性

スモールフォーマット(小型店舗)成長のきっかけを作った英国テスコ社のフレッシュ&イージーは米国から撤退する噂が囁かれる中、ウォルマートはマーケットサイド、ウォルマート・エクスプレスと小型フォー待ったに踏み出した。
開発時期は違うものの現在ウォルマートが展開している様々な食品フォーマットは格別な差別化が無く、単に少から大の規模の違いだけに終わっていると業界関係者は話している。
ウォルマートの成長を現在引っ張っている基本型スーパーセンターの出番は市場飽和化の流れの中無くなってきた。 
最近は小型スーパーセンターをカナダにオープンさせたりしているし、小型コンボのネイバーフッドマーケット(店舗規模が40,000平方ft)の拡張戦略の決断を迫られている。 カリフォルニア州ロサンゼルス地区都心部に進出を開始したネイバーフッドマーケットは全米で店舗数を年間500~1,000と数を伸ばしてくると考えられる。 通常の大型スーパーマーケットチェーンだと年間の出店率は精々10~15店舗となっている。 今までは1店舗年商平均8,000万ドル(80億円@100円)のスーパーセンターと1店舗平均2,500万ドル(25億円@100円)を比較するとスーパーセンターの開発メリットの方を選択してきたが、全米のスーパーセンターが飽和化してきたのでいよいよネイバーフッドマーケットの出店タイミングが合ってきた。
さて現在アーバン型(都心型)とサバーバン型(郊外型)を実験中のウォルマート・エクスプレスは12,000~15,000平方ftの店舗サイズでサバーバン型2店舗をアーカンサー州に昨年6月オープン、アーバン型1号店を昨年7月にシカゴにオープンしたが都心部のコンビニやダラーストア、ドラッグストアと競争する為には更なる改良が必要だと考えている。
アーカンサー州、ノースカロライナ州、イリノイ州に10店舗のウォルマート・エクスプレスを展開中で、小型店舗での商品構成が難しく、ヒットかミスかで分かれる結果となっている。 ウォルマートにとってはフレッシュ&イージーの流れを見ながらゆっくりした展開となる予定。 この4期連続、既存店舗成長率が2.2%アップでこれ以上は望めないような状況の中、利益率の低いエクスプレスはどういう展開になるかアップインザエアー(未だ分からない)と言う事になるのか。

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米国レストラン業界の今年後半期は苦戦予測

ミラーパルス社の最新調査によると材料コスト高騰の結果、7月~8月売上は芳しくなく今年後半も苦戦が予測される。
既存店舗の売上高も下降したものの2.1%アップしポジティブな結果となったが年末にかけては減少すると思われる。

レストランの売上予測(07/11~07/12)
(青)ファーストフード(赤)ファーストカジュアル(緑)カジュアルダイニング(紫)ファインダイニング
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レストラン業界の既存店舗売上高&客数(07/11~07/12) 
(青)既存店舗売上高(赤)客数
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[ウィキペディア日本解説]
ファーストフード(英: fast food) とは、短時間で作れる、あるいは注文してからすぐ食べられる手軽な食品や食事

ファーストカジュアルとは、ファーストフードとファミリーレストランの中間の新業態で、アメリカでは外食業界で一番伸びている業態でもある。 ファーストフードより高価格で注文からの時間は長く、ファミリーレストランより低価格で待ち時間を少なくしたもの。店内で食事を採れるものもあれば、持ち帰りも可能である。

[ウィキペディア米国解説要約]
ファーストフードとはサービスのスピードを強調し、街頭販売から巨人のマクドナルドなども含まれる。 QSR、クィックサービスレストランとも呼ばれる。

ファーストカジュアルとはファーストフードとカジュアルダイニングの中間のポジションで$8~$15の客単価
食品の質はファーストフードより高いが、カジュアルレストランよりは低い。

カジュアルレストランは中間価格帯でカジュアルな雰囲気を提供するレストランで、通常テーブルサービスを提供する。
ファーストフードとファインレストランの中間の位置。 ファミリーレストランはカジュアルレストランの一つである。

ファインレストランとはコース料理などを含めたフルサービスレストランで、高品質な食材を使用し雰囲気や盛付などにも注意が払われる。 サービス従業員も高品質なトレーニングを受けフォーマルな服装をしている。 顧客もしばしばドレスコードを要求される。

(注意)FAST FOODのFASTは日本でファストなどと書かれている場合が多い。 

キャディー交代劇

  • カテゴリ:ゴルフ
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ローレックス・ワールドNO.1のヤニーツェンは又新しいキャディーを採用した。 先週違うキャディーを使っていた矢先なので又と言う事になった。 ゴルフをあまりしない人は分からないと思うが、ヤニーツェンは女子プロ界でランキング1位の選手で台湾人。 ランキング4位がナヨンチョイ(韓国選手)で彼女はヤニーツェンが長く使っていたキャディーを使い始めた。
最近予選落ちが続くツェンで自分のせいだけではなくキャディーのせいにして何人かかえてしまった。 日本人だとなかなか一緒に働いてきたキャディーを首にできないが、もちろんお金がかかってくるので他のアジア選手はもっとシビアな決断になるのだろう。 全米女子プロツアーはセーフウェイクラッシック(セーフウェイは全米2位のスーパーマーケットチェーン)でオレゴン州のノースプレインで開催されている。 ツェンは交代の理由をキャディーの個人的な問題としているが分からない。
あれだけ今年連続優勝していたツェンが急に勝てなくなってきて、連続予選落ちをし始めた。 彼女は現在フロリダのアニカ(引退した以前のNO.1の家を購入し、カリフォルニアから引っ越した)。 私がメンバーのコースで何回か練習しているところを見たことがある。 
今週面白いことに、予選落ちを続けていたミシェルウィーとヤニーツェンは先週共に予選落ち、今週のトーナメント前のプラクティスラウンドを一緒に練習していた。 ツェンが23才でウィーが22才、2人とも子供のころからプレーしている神童で、活躍が期待されている。

safeway classic

QSR#3

企業名: スターバック(QSR#3)昨年度は#5
本部所在地: ワシントン州シアトル
売上高: 97億5,000ドル(9,750億円@\100)/全米総売上
店舗数: 10,821店舗(1店舗平均売上高/114万ドル=1億1,400万円@100円)

写真はシアトル郊外のユニバーシティービレッジのスターバック
starbucks

マクドナルドがスターバックのコーヒー飲料リーダーの地位を揺るがそうとしている中、メニューの幅を広げようとしている。
ビストロボックスと呼ばれるチキン、サラミ、チーズなどのサンドイッチ類やプチデザート、実験としてビール、ワイン、軽食メニューなど。 コーヒーのルーツはキープしながら、軽いローストのブロンドローストや買収したエボルーション・フレッシュブランドのジュースカテゴリーを増やし始めている。

以前ワシントン州シアトルのダウンタウン郊外にあるワシントン大学側のショッピングセンターを視察していた際、センター内のスターバックで会長のハワード・シュルツ氏が店舗に来ていたのを見たことがある。 従業員は彼が近くに住んでいて、よく来ると話していたのを思い出しました。 シアトルを冬場訪問するとやはり寒い港町気候でコーヒーを飲みたい雰囲気になりました。 イチローもシアトルに長く住んでスターバックに行っていたかどうかはわかりませんが、40~50万人のシアトルから800万人のニューヨーク・マンハッタンではまったく生活パターンが変わってしまうでしょう。

QSR#2

企業名: サブウェイ(QSR#2)昨年度も#2
本部所在地: コネチカット州ミルフォード
売上高: 114億ドル(1兆1,400億円@\100)/全米総売上
店舗数: 24,722店舗(1店舗平均売上高/46万9,000ドル=4,690万円@100円)
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2011年度の新店舗増加数は872店舗で業界中トップ、世界市場でもブランド認知度を確立してきた。 クイックサービス顧客のキーワードはヘルシーとグリーンで、サブウェイは一段とこの2点を強調した戦略を加速しカルシューム&ビタミンD豊富ブレッド使用、全体に塩分を控えた商品、健康的な食事提案などもホームページで案内している。
この流れでサブウェイはエコレストラン5店舗をデビューさせた。 ソラーパネル、水量コントロールの蛇口やトイレ設置などグリーンを強調した店舗に仕上げられています。 2012年度は更にサステイナビリティーを強調することと、コヒーハウススタイルのサブウェイカフェのプロトタイプを拡大していきます。

まあ普通のサンドウィッチのパンカットの方法がサブウェイ(地下鉄)のレールのような形で仕上げていく、中に入れる具材を選択して好みに合わせてトッピングしてもらえるなどシンプルなアイデアでここまで成長してくるのはさすがですね。
店舗数が増えると従業員トレーニングが行き届かなくなり、サービスや品質が一定に保てない傾向があります。 多くの革新的な商品と戦略で成長し、今の様な理由で衰退してしまった企業が数多くあります。 私も以前サブウェイをよく食べたほうですが、もう10年近く食べてないですね。 年齢とともに食のテーストが変化したのでしょう。

QSR#1

企業名: マクドナルド(QSR#1)
本部所在地:イリノイ州オークブルック 
売上高: 341億7,100万ドル(3兆7,100億円@\100)/全米総売上
店舗数: 14,098店舗(1店舗平均売上高/250万ドル=2億5,000万円@100円)
qsr50

業界NO.1のマクドナルドは昨年順位も1位で売上高では2位に3倍近い差をつけてダントツ、透明性を強調した新キャンペーンを張り従業員数も62,000人追加した。 新メニューにはチポトレBBQアンガスバーガーや新飲料のペパーミントモカ、ホットチョコレートなども追加され人気となっている。 オビーシティー(肥満)問題対策でキッズメニューの改良を行い、ハピーミールのフレンチフライの量を2.4から1.1オンスに下げたりした調整も行っている。
2012年はさらにマクバイトやエクストラバリューメニューを導入し、新顧客開発を決行していく。

私は学生の頃マックのハンバーガーを10個食べたことがあり今でもよく行くQSRの一つですが、現在は昼食や夕食と言うよりは朝食のみマックを利用します。 デラックスブレックファーストは$4でパンケーキ、ソーセッジ付マフィン、ポテト、卵、ベーコンと盛りだくさんでこれしか注文しません。 昼食のハンバーガーはマックではなくインアンドアウトやカールズジュニア、バーガーキングなどを利用します。 今でこそファーストフード(QSR)に行く回数は減ってきましたが、学生の頃はバーガーキングでアルバイトをしていたので毎日ハンバーガーを食べていました。

トイザらス新型オープン加速

企業名: トイザらス(US小売業ランキング46位)
本部所在地: ニュージャージー州ウエイン
年商: 82億9,100万ドル(8,291億円@\100)/USA売上(47.7%)
店舗数: 871店舗
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トイザらスの2012年計画は新店8店舗、改装13店舗でトータルの21店舗を新型“トイザらス/ベビーザらス”コンボ統合型にすることです。 コンセプトは同一建物内にベビーとトイが混在することで、ベビーの商品からスムースにトイに移行していってもらうというものです。 2012年末までには全米店舗の25%にあたる204店舗をこの新型にしていきます。 この新型は2006年に1号店がデビューしていますので既に6年もたちます。 新型は市場に合わせて30,000~70,000平方ft(840~1,960坪)の規模となります。

1976年に倉庫型卸売業のプライスクラブが誕生し、流通業にはカテゴリーキラーの波が押し寄せました。 その後1978年、1979年にトイザらスやホームデポなどのカテゴリーキラー第一陣が創業。 商圏人口100万人のトイザらスやオフィスデポなどは全米に出店する場所が無くなり他国へと進出を始めていきました。 飽和化した米国市場でトイザらスが次に目指したのがベビーザらスの開発で、その後キッズらスへと移行していったのです。 これからは最終的に客単価の向上をめざし店舗をハイブリッド型のトイザらス/ベビーザらス統合型にして近代化を目指します。

QSR

テーブルサービスを極力抑えたのがファーストフードと呼ばれるレストラン形態ですが、クィックサービス・レストラン(QSR)とも呼ばれています。 ファーストフードと言う定義づけは1951年にウェブスター辞書で認識されたとか。
ファーストフードは米国で誕生し、1916年に創業したA&Wがその最初で2社目が1921年創業のホワイトキャッスルです。 では現在トップを行くQSR企業を見ていきましょう。
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qsr2
qsr3

ファミリーレストラン

2012年ファミリーレストラン上位5社が発表されました。 40年前にアメリカに来て最初に入ったマクドナルドは衝撃的で、日本にいた時からパン食が中心だった私はゴールデンアーチの前で食べたハンバーガーはアメリカを感じた瞬間でした。
ロスに移った当時はビッグボーイなどのファミリーレストランで良く朝食を食べたのも覚えていますが、現在ファミリーレストランに入ることは滅多にありません。 この5社の中でも入ったことがあるのはオリジナル・パンケーキハウスとIHOP(インターナショナル・ハウスオブパンケーキ)で他の店はロスにはないかも。
FAMILY RES

ファミリーレストランの人気度、メニューバラエティー、評判などを総合した評価で選出された上位5社
1. クラッカーバレル
投資会社と経営陣との確執が浮き彫りになったことと、創業者が他界したことで微妙な状況。
• 店舗数: 603
• 全米総売上: 19億3,000万ドル(1,930億円@100円)
• 評価対象: 評判とメニューバラエティー
• 昨年度順位: 1

2. マリーカレンダー
昨年末に会社更生法から脱却し、負債金額を2億ドル(200億円@100円)も返済した。 又、前社長が新CEO(最高経営責任者)に就任した。
• 店舗数: 80
• 全米総売上: N/A 
• 評価対象: 食の品質
• 昨年度順位: 3

3. ボブエバンス
新メニューの紹介とコンテンポラリーな新イメージ改革を昨年来実施してきた。 $6のファームハウスディールや$9.99の3コースステーキディナーなどのバリューメニューもプロモーションに導入した。
• 店舗数: 565
• 全米総売上: 13億4,000万ドル(1,340億円@100円)
• 評価対象: バラエティーに富むメニュー、食の品質
• 昨年度順位: 2

4. オリジナル・パンケーキハウス
オレゴン州ポートランド本部のオリジナル・パンケーキハウスは自家製のバターやソースを使用した看板メニューのパンケーキとオムレツが消費者のお気に入りとなっている。
• 店舗数: 116
• 全米総売上: N/A 
• 評価対象: 食の品質とクリーンリネス
• 昨年度順位: N/A
5. IHOP
カリフォルニア州グレンデール本部のダインエクイティー社傘下で昨年は忙しく新マーケッティングキャンペーン“take back and own” ブレックファーストを打ち出し、小売りでも販売するメープルシロップを発表した。 新しいニュースでは現社長が退任、ブランドに沿った新メニューの開発を発表した。
• 店舗数: 1,514
• 全米総売上: 26億ドル(2,600億円@100円)
• 評価対象: メニューバラエティーと食の品質
• 昨年度順位: 5

アメリカゴルフ最新事情5

  • カテゴリ:ゴルフ
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昨日のオリンピック女子サッカーの開始時間がロサンゼルス時間で11:45分でした。 放映権を持っているメインのチャンネルがやっていなかったので、もう一つのチャンネルをチェックしたのですが放映しておらず再放送で夜でもするのかなと思い結局見ることが出来ませんでした。 試合の負け結果が出てきたのでチェンネルをチェックしているとやっているチャンネルを探し当てメダル授与のシーンだけ見ました。 ブロンズのカナダの後、日本が出てきたのでやはり負けたと思いました。
授与のセレモニーでカメラに向かって日本の選手が顔を突出しチャラチャラしていたので正式の場でおかしいなとは思っていました。 今朝の様々なブログを読んでいるとその事も書かれていました。 又、アメリカ選手が反則をしたようなことも書いてありました。 ビデオでチェックして再審査でもすれば分かると思うのですが。 今になっても審判だけに頼ったようなスポーツも残っているのですね。 以前、テニスも相撲もビデオ判定はなかったかと記憶していますが今は使っていますよね。
through the green

ルールの話で、今回のPGAトーナメントはバンカーがスルー・ザ・グリーンと言う解釈でバンカーではありません。 以前のメイジャーやライダーカップでも同様な設定があったようですが、モダンデザインのコースはやたらバンカーが多く、今回のピートダイのコースもかなりバンカーがあります。 バンカーではないのでクラブをソールしても良く、ゴミや貝殻破片を拾ってもOK、バンカー内でプラクティスも可能です。 ただ、習慣としてバンカーではそういったことをしないので、逆にプラクティスをしてから打ってミスをするというケースも出てきました。 ローカルルールでは同様な取扱いだそうですので、やはり細かくその時のルールを確認することが必要です。

メイシーズは意外に好調

企業名: メイシーズ(US小売業ランキング16位)
本部所在地: オハイオ州シンシナチ
年商: 263億4,400万ドル(2兆6,344億円@\100)/USA売上
店舗数: 840店舗
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メイシーズの第二四半期の純利益高は前年の2億4,100万ドルと比較して2億7,900万ドルと16%上昇、コストコントロールとファッションをローカルに合わせる戦略が功を奏した結果と考えられます。 売上高は59億4,000万ドルから61億2,000万ドルとなり3%アップ、既存店舗売上高も前年対比3%アップとなっています。 
特にオンラインセールス(メイシーズとブルーミンデール総合、既存店舗の数字に含む)は好調で第二四半期の結果は36.1%アップとなりました。 現在、ニューヨークの旗艦店を改装中で営業の妨げになっている事情と観光客の支出減少などを考慮するとスプリングセールは思ったより好調となった。

企業名: コールズ(US小売業ランキング20位)
本部所在地: ウィスコンシン州メノモニーフォールズ
年商: 188億400万ドル(1兆8,804億円@\100)/USA売上
店舗数: 1,127店舗
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メイシーズと相反してコールズは第二四半期の利益高が前年の2億9,900万ドルから2億4,000万ドルに減少した。
売上高も42億ドルで1%ダウン、既存店舗売上高も2.7%ダウンの結果であった。 経費を引き締め、在庫レベルを管理した結果であると会社側は説明しており、7月に入って新商品が導入されることで売上も改善されてくると期待している。

まったく違ったタイプの企業で、メイシーズ(モデレートデパート)はブルーミングデール(高級デパート)を含めたデパートの老舗でコールズはディスカウント・デパートで一般主婦をターゲットにしている。

メトロポリタンマーケット

シアトルもかなり視察した地域で40万人強の人口の町で、マイクロソフト、アマゾン、スターバック、ノードストロームなどの企業が本部を置いて成長しイメージが変わってきましたが、以前は感じのいい小さな港町風情でした。 カナダのバンクーバーへも陸路で近く、任天堂とマリナーズで日本人にとっても身近な街であります。
メトロポリタン(写真の店舗も何回か訪問したことがあります)は高級スーパーで、大型&小型の価格訴求型とは違ってきます。 シアトル地区は昔から倉庫型(ウエアハウス型)の価格訴求型がドミナントの地区ですが、高所得層の人達も多くデモグラフィックもかなり変化してきました。 高級スーパーも存続できる環境があると言う事です。
良く視察していたラリーズマーケット(現在は消滅)などの影響は他州のスーパーマーケットにかなり広がっていきました。 イチローがニューヨークに移籍してシアトルとしては少し寂しさを感じるでしょう。
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(メトロポリタンマーケット)
ワシントン州シアトル地区で1971年に創業し、現在5店舗のアップスケールチェーンを展開中で「顧客に最高の商品を提供していく」コンセプトをモットーにしている。 今年、投資会社のエンデバーキャピタルが出資を決定した。
(ブリストルファーム)
カリフォルニア州カーソンをベースにする高級スーパーマーケットチェーンで13店舗をロサンゼルス、サンフランシスコ地区で展開している。 1982年にカリフォルニア州ローリングヒルズで創業して、グルメやスペシャルティー商品を提供していくスーパーマーケットとして成長してきた。 アルバートソンズ、スーパーバリューとオーナーシップが移行し2010年にエンデバーがスーパーバリューから購入した。
(ニューシーズンマーケット)
オレゴン州ポートランドをベースにする12店舗チェーンで、2009年にエンデバーが投資を始めた。 このチェーンは自然食とオーガニックを競争価格で提供するというコンセプトで、商品の30%はローカルで調達している。 創業は1999年で、家族3人と50人の友人でスタートさせたとホームページには書いてある。

この3社に投資しているエンデバーキャピタルはオレゴン州ポートランドに本部を置き、西海岸中心のローカルブランド食品小売業に焦点を置いて投資をしている企業である。 この投資会社のアプローチは各企業のマネッジメントに任せて経営させ、必要に応じて基本協力していくというものである。 エンデバーは以前アイダホ州ボイジーのウィンコフードにも投資していた時期があったが、2010年に解消している。 ウィンコは倉庫型のまったく違ったEDLP戦略(エブリデーロープライス価格戦略)オペレーターでブリストル、メトロポリタンなどとは全く逆のタイプ。
これでいくとハイブリッド型のニューシーズンも少し違った感じではあるが、ローカルに焦点を当てて地道に高品質の商品を提供していくアプローチは変わらないとしている。
メトロポリタンはこの投資によって今年9月にマグノリア・スリフトウェイ(シアトル地区のIGA)を買収し、18か月かけて改装する予定を発表した。 また、ピュージットサウンド地区に新店も計画中である。
(注)IDA/Independent Grocers Association=個店食品協会  Puget Sound(シアトルの入江)


アップルストア好調

企業名: アップルストア/アイチューン(US小売業ランキング21位)
本部所在地: カリフォルニア州キュパティノ
年商: 178億2,500万ドル(1兆7,825億円@\100)/USA売上
店舗数: 245店舗(全米)
2012年6月30日でアップルストアの第3四半期が終了し、数字が発表された。

■ 売上高は17%上昇し、40億8,400万ドル(4,084億円@100円)
■ 経常利益は8%アップで8億6,800万ドル
■ 店舗客数は12%アップで8,300万人、1店舗当たりの平均1週間客数は17,300人
■ 1店舗売上高は3%アップで1,112.8万ドル(11億1,280万円@100円)
■ マックユニット売上は3%アップし、791,000台、約半分は初めてマックを購入する人の数字
■ ローマ、スペイン(2)、フランス(2)、カナダ、シドニー、ニューヨーク州ヨンカー、テネシーの新店9か所追加
■ 世界店舗数は372店舗で123は海外(最新数字)

私が現在使用しているアップル商品はアイパッド2で昨年年末に購入して違う世界に入っていったような感じでした。
今は少し落ち着いてきましたが次に買う商品は新アイフォーンを買いたいと思っています。 一つのトレンドとライフスタイルで、どんな機械を使っても一緒だと思いますが、完全に以前と違ってきたのが感じられます。 ソニーや、シャープがどんな商品を開発してくるかわかりませんが、この流れはなかなか変わっていかないと思います。 インターナショナルで展開している日本の企業がアメリカの流れを把握していなかったのは意外です。

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2012年小売業トップ100社概要

ビッグボックス・リーテーラー(最近はラージフォーマットと言われるようになってきた大型小売業)は1位のウォルマートから27位のマイヤーは店舗規模を縮小し始めてきています。 例外企業は28位のダラージェネラルと48位のメナードの2社で大型店舗をオープンしています。
ドラッグストアチェーンでは4位のウォルグリーンと7位のCVSケアマークは食品部門拡大を続けています。 
スーパーマーケットは2位のクローガーから37位のホールフーズまでヘルス&ニュートリション(健康と栄養)を強調する展開です。 3位のターゲットはアップルと協力体制でアップル商品を拡大、60位のダラーツリーは店舗立地を厳選して調剤カウンターを導入しました。
トップ100社の中には競争相手が消滅した企業も出てきました。 Eコマース&オンラインではドミナントのアマゾン・ドットコムが15位、玩具スーパーストア唯一生存者である46位のトイザらス、47位はアーミー・エアフォース・エクスチェンジ・サービスで例外の軍御用達小売業となっています。 その他ゲームストップ(59位)、QVC(70位)、トラクターサプライ(81位)、マイケルズ(90位)などは各業界ドミナント企業です。

フーターズ新ブランド戦略

企業名: フーターズ
本部所在地: ジョージア州アトランタ市
年商: 10億ドル(1,000億円@100\)これは2006年、400店舗時点での推定年商
店舗数: 460店舗(全米44州)直営とフランチャイズ
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フーターズはサービス向上、メニュー改善、新マーケッティング戦略を最近打ち出してきた。
10数年前、フーターズ本部のあるアトランタを視察していた際、ダウンタウンにあるフーターズを昼食で訪問したことがある。
ダウンタウンアトランタには州庁舎ビル、コカコーラ博物館(コカコーラ本部もアトランタ)、アンダーグラウンド・アトランタ(昔のダウンタウンが近代開発によって地下に潜った状態で観光名所化しているショッピング街)などがあり、アンダーグラウンド・アトランタの入口付近にフーターズも立地していた。 ジョージア州の賃金制度はカリフォルニアやニューヨークとも異なり、最低賃金+チップ=時間給の設定となっていて、$2.12+チップでその当時の時間給$5.25(現在の連邦最低賃金は$7.25)になればいいという標準になっていた。 カリフォルニア州の場合は最低賃金+チップですので賃金がかなり変わってきます。 そんななかで素晴らしいサービスを行っていたフーターズのウェイトレスに感激していたのを覚えています。 最低賃金に関しては日本と違い、各州でかなり差がありますので現在の詳しい数字は確認をお願いします。

日本であれば現在はやっているような居酒屋やメイドカフェなどになるのでしょうが、フーターズはアメリカ版居酒屋なのですが、“ブレストラント”と呼ばれているレストラン・セグメントになります。 
まあ正式ではないでしょうが、BREASTAURANT(BREAST+RESTAURANT)、胸とレストランをかけた造語です。
新しいマーケッティング・キャンペインはフーターズ2.0と題され、2つのフクロウ指人形をマスコットにしています(日本フーターズのアイデアでしょうか?)。
新しいターゲットとしては“FEED THE DREAM”といわれ、夢をかなえる為に何時でもフーターズがその場所を提供するというような意味を含んでいます。 フーターズは年間20~25店舗を改装していき近代的なプロトタイプを押し出していきます。 サービスやメニューも近代化させ古めいたイメージを一掃していこうという考えです。 コーポレート段階から店舗レベルへと考え方を伝承していきます。 たとえば以前1対1でサービスを考えていて、1人のウェイトレスが自分の担当テーブルをサービスしていくというやり方でした。 新しい方法では何人かがチームになって1テーブルをサービスする方法に代わってきました。 担当者でないとそのテーブルをサービスできないとなると、担当ウェイトレスを探すだけでも大変で、客にとって何故あなたはサービスしてくれないのと言う事になり、店側の都合でサービスが変わることは顧客にとってはマイナスとなります。 結果、顧客満足度はアップしそれほど改革も難しくなかったじゃないかとなりました。 

フーターズがポピュラーになってきてから競争相手も現れてきました。 私自身は未だ訪問したことがありませんが、ツインピークス(TWIN PEAKS)やティルティッドキルト(THE TILTED KILT)などが進出してきています。

このようなサービス改革以外にもメニュー改革があります。 先ずサラダメニューを見直し、ロメインレタスからスプリングサラダへ30の新サラダメニューを開発しました。 サラダを基本として顧客をランチ、ディナーへ吸引し、他のメニューへと幅を広げていくという戦略です。 フーターズ看板メニューのチキンウィング(手羽先)の変更はありませんが、ソースに幅を利かせ20種類となりました。 こういったアイデアはやはり国際的に展開していこうとするフーターズ・インターナショナルのアイデアだそうです。 国際的に展開すると各国の法律や文化、生活習慣が変わってきますので、今までのようにフーターズガールを全面的に表に出したコマーシャルからの変化が求められるのでしょう。 そこで女性の胸を強調したコマーシャルからフクロウの指人形と言う苦策に出てきました。
企業全体で行くとプラスの変更ですが、今までのような心から楽しませてくれたような本当のフーターズはだんだん消えていくことでしょう。 残念です。

最新消費者動向

ショッパートラック社の最新レポートによると、6月の小売業界は暑い夏の始まりとともに全米にも熱い消費者の流れをもたらした。 6月のショッピングセンター&小売業への客数は5月と比較すると5.2%アップ、前年対比7%アップとなった。
その主要理由としては6月17日が父の日、6月最後の週に金曜日と土曜日が含まれ7月4日の独立記念日へのジャンプ台になったことなどである。 消費者は暑い夏を乗り切るシーズン商品などを求め週末を活性化させた。 又、土曜日が1日多かったことも挙げられる。 アメリカではガソリン価格も客数の流れを左右し、6月はガソリン価格が少し安かったのも影響したのであろう。
これからの小売業プロモーションはバックツースクール(学校が始まる準備で学用品がプロモーションに入る)

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ロス日本人コミュニティーの変化

カリフォルニア州トーレンス市(日本人コミュニティー)
カリフォルニア州トーレンス市、ロサンゼルス空港から南へ30分ほどドライブすると、日本人コミュニティーで、日本人学校やトヨタ、ホンダなどの大手自動車会社本部、研究所、事務所などが多い。 それに合わせて日系スーパーマーケットやレストランがひしめいている。 その中で円高に合わせてアメリカ進出してきた日本のダイソー、関西系の食品会社系列スーパーのマルカイホールセール。 地図の上からいくと、フレッシュ&イージー、ウォルマートのネイバーフッドマーケット(現在建設中で旧マービンズの建物)、ペッツマート、トイザらス、ステープルズ、一番下がライトエイド、ダイソー、マルカイ小型店舗となっている。 ウォルマートはオープニングの期日が未定で、今年後半か来年初めかと思われる。
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ノードストロームがNYマンハッタンにフルライン・デパートをオープン予定

企業名: ノードストローム(US小売業ランキング34位)
本部所在地: ワシントン州シアトル
年商: 104億9,700万ドル(1兆497億円@\100)/USA売上
店舗数: 225店舗
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ノードストロームは本格的なフラッグシップ店建設の最終契約をエクステル開発会社と先週交わした。 場所はマンハッタンの225 WEST 57THストリート、ホテル、住宅、デパートというミックスユースの総合開発の一環で、1階に285,000平方ft(7,980坪)の店舗が入る計画で2018年に完了する。
ノードストロームなどのデパートメントストアは全部門が入る独立フルライン型は少なく、大型ショッピングセンターの核として出店する場合が多いが、今回は長年希望してきた計画が実った形となった。 店舗所在地が示すように、ノードストロームは靴屋としてワシントン州シアトルで創業し西海岸を中心としてきたが、ニューヨーク郊外のウエストチェスターSCを先駆けに東海岸に進出し存在感を表してきた。 最近ではニューヨークを長年本部としてきたJCペニー(現在本部はテキサス州ダラス)がニューヨークのマンハッタンにフラッグシップを2年前にオープンして話題になっていた。

WMオレンジ郡侵略加速

ウォルマートはディスカウントストアで、当初食品を販売しない形であった。 ディスカウントストア・フォーマットが成長、成熟、後退していく中で食品を加えたスーパーセンターを開発、成長させてきた。 非組合組織のウォルマートが大型店舗食品併設型で大都市圏に進出しようとすると、組合組織であるスーパーマーケットグループによって出店拒否の反対運動がおこる。 また、市内に出店している中小の小売業にとっては死活問題で通常ウォルマートのような企業によって商売を奪われ消滅してしまう。 都市にとっては地元の反対運動とともに不景気状況下で生じた小売業空洞化を阻止し、大企業に出店してもらい税収益増大、地元の活性化を図るかの選択に追い込まれ出店許可を与える判断をする都市が最近出始めてきている。 オレンジ郡は南カリフォルニア州の郡で、周りの郡と比較しても比較的裕福な群である。 そこにウォルマートが出店していくという面白い話になってきた。
2日前にレポートしたように小型のネイバーフッドマーケットをハンティングトンビーチにオープンしたが、いよいよ大型のスーパーセンターをオープンさせることになってきた。
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1.ハンティングトンビーチ(2店舗)ネイバーフッドマーケット1店舗は既にオープンし、スーパーセンターをオープン予定(時期は未決定で住所は6912 EDINGER)
2.ランチョ・サンタマルガリータ(30491 AVENIDA DE LAS FLORES)ネイバーフッドマーケットを8月オープン予定
3.アーバイン(16555 VON KARMAN AVE)スーパーセンターを2013年1月オープン予定
4.ラハーブラ(HARBOR & IMPERIAL)スーパーセンターを2013年1月オープン予定

今から1年後にはカリフォルニア州オレンジカウンティー(オレンジ郡)にはウォルマートが16店舗となる予定。
都心の中には出店できなかったウォルマートが食品型で進出してくることで、地元のスーパーマーケットやナショナルチェーンとの競争が活気を帯びてきてしのぎを削ることになる。 ボンズ、ラルフ、スプラウツ、アルバートソンズなど激戦地区の南カリフォルニア首都圏が注目されてくる。

ネイバーフッドマーケットのハンティングトンビーチ店は31,000平方ftで、ランチョ・サンタマルガリータ店は33,000平方ftとなる予定でオーガニックなども品揃えする。 取扱品目は29,000アイテムでローカル色を与えた品揃えでクッキーカッターにはならない戦略となる。 通常のネイバーフッドマーケットは42,000平方ftが標準型。 来年予定されているスーパーセンターの取扱品目数は142,000アイテム、24時間オープン。

ハンティングトンビーチのスーパーセンターはシティーターゲットがウエストウッドのオープンしたように、閉店したホームデポ(ホームセンター業界1位)のエキスポ跡地で108,000平方ftの規模になる予定。 他社の状況として、フレッシュ&イージーがエクスプレスをラグナビーチ、シールビーチ、ガーデングローブにオープン予定(F&Eのアメリカ撤退の噂が気になるが)。 ホールフーズがニューポートビーチとラグナニゲルに新店を計画中。 スプラウツ・ファーマーズマーケットがオレンジ郡に14店舗目を最近オープン。 ラルフやボンズはオレンジ郡店舗の改装を実行中。

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